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2019.06.28

【世界のデジタル・マーケティング事情】2019年の最新トレンド「パーソナライゼーション」とは?

【世界のデジタル・マーケティング事情】2019年の最新トレンド「パーソナライゼーション」とは?

進化するデジタルとマーケティングの波に乗るべく、Webに関わるクリエイターやディレクターにとっても海外の最新情報チェックは欠かせません。
2019年、他社から一歩先に抜きん出るには、ここ数年マーケティング業界で謳われてきた“パーソナライゼーション”と“リアルタイム”がWebの世界でもさらなる鍵になると言われています。
今回はその2点に注目し、2019年ますます成長が見込まれる海外の最新デジタル・マーケティングを取り上げていきます。

デジタル・マーケティングおける「パーソナライゼーション」の重要性

マーケティングにおける「パーソナライゼーション」とは、顧客それぞれに合わせたコンテンツやプロダクト、Eメールなどを提供することです。購入履歴顧客動向クリック履歴のデータ収集により、コンテンツを容易にカスタマイズすることが可能な時代になりました。

NetflixAmazonでは、すでにパーソナライゼーションをどんどん推進しています。
「パーソナライゼーションとは、〈最大限の娯楽と最低限のサーチ〉と同じ意味である」と、Netflix関係者はコメント。Netflixにログインすると、バナーから、テキスト、サーチ、カルーセル(画像などを横にスライドさせる表示方法)まで、全て個々の利用者に合わせてパーソナライズされているのが一目瞭然です。

米マーケティングコンサルティング会社Single Grainによると、マーケターの96%が「パーソナライゼーションが顧客との信頼関係を築くために有益であると回答。パーソナライズされたEメールは、一斉配信メールに比べ約3倍効果的であるというデータもあり、顧客の嗜好に合わせたリアルタイムによるマーケティングが今後さらに重要になってくるでしょう。



 

急激に普及する「プログラマティック広告」

プログラマティック広告とは、AIを用いて特定のオーディエンスをターゲットにし、複数のデジタル・プラットフォームを通じて自動的にメディアの広告枠を売買することを指し、「運用型広告」とも呼ばれています。

eMarketerによると、2020年までに「90%のデジタル広告がこのプログラマティック広告になる」と予想されています。デジタル広告のデータに基づいたリアルタイムな広告枠自動購入によりパーソナライズされた広告は、企業にとって高コンバージョンかつ低コストを実現可能にしてくれるのです。

さらに、プログラマティック広告の分野で、TV業界とデジタル・プラットフォームの両方から脚光を浴びているのは、「プログラマティックTV」です。AmazonとSkyは、プログラマティックTVに対する投資を急速に進めており、さらなる発展が見込まれるため、2019年はプログラマティックTVに注視したいところです。

 

2020年までには80%の利用率!? チャットボット

さらに、今年デジタルマーケティングの重要な役割を担いそうなのが、「チャットボット」です。AIを利用したこの技術は、顧客やサイト訪問者とのインスタントメッセージ、リアルタイムのチャットに活用されています。
前述のSingle Grainによると、すでに14億人ものチャットボット利用者がおり、2020年までには80%の現代的企業がすでに導入している、あるいは導入予定であるのだとか。

欧米におけるチャットボット利用者は、チャットボットを好む理由として、レスポンスが速いこと即回答が得られること購入履歴を正確に引き出させること繰り返される質問にも絶対に忍耐力を失わないことを挙げました。

欧米では日本ほどきめ細やかなカスタマーサービスが提供されていないという内情も垣間見れますが、より自然な言葉遣いや、感情アナリティクスが進む中、人間と違ってミスがなく、時間制約もなく、最優先事項をより正確に処理できるチャットボットが、今後も普及していくことは間違いなさそうです。



 

「動画マーケティング」がデジタル・マーケティングの要となる?

スマートフォンとSNSアプリの爆発的な普及に伴って、この10年で動画がコミュニケーションにおいて中心的な存在になりました。

オンライン動画マーケティングのガイドを提供するTubular Insightsは、2019年までに80%のオンライン・コンテンツがビジュアル表現方法を採用するだろうと予測。動画は、エンターテイメントを提供時にビューワーに向けより相応しいメッセージを届けられるため、マーケティング投機のハイライトとなるでしょう。
高音質かつ低遅延のAptオーディオを採用した動画が、企業ブランディングを促進し、すべてのプラットフォームに渡ってUPS(無停電電源装置)を割り当てる手助けをしてくれるからです。

自社サイトはもとよりソーシャルメディアにも投稿できる動画は、企業にとって制作にかかる時間とコストが抑えられる点でも大きな魅力でしょう。視聴者にとっては、短い動画の方がより効果的で、より楽しめるというデータもあり、家族や友人が撮った低画像の動画を見慣れた視聴者は、スマートフォンでカジュアルに撮影された動画にも抵抗がありません。

YouTubeFacebookInstagramなどの動画投稿はもちろん、ポッドキャストによるリアルタイムなライブ配信の需要が増加している昨今、製品デモや関連インタビューはもちろん、イベントの舞台裏やオフィスの紹介など、日常的なコミュニケーション・ツールとして動画配信することは、企業にとって効果的なマーケティングと言えるでしょう。

 

まとめ

今回は、プログラマティック広告やチャットボット、動画マーケティングなどをレポートしました。これらのテクノロジーやマーケティング手法が、Web世界の常識となっていくのはそう遠くはなさそうです。

これらのリアルタイムで高度なパーソナライゼーションの提供は、より細やかなニーズに合わせた顧客体験を実現し、企業ブランディングの構築やさらなるEC市場の激化と差別化を可能にしていくことでしょう。
 

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