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2019.08.09

【新デジタル技術】海外で体験できるアナログとデジタルの融合!

【新デジタル技術】海外で体験できるアナログとデジタルの融合!

Webディレクターやクリエイターにとって、プロジェクト企画やホームページ・Webコンテンツ作成において、常にインスピレーションを模索し、新しいアイデアを練り出すプロセスは欠かせません。

今までに経験したことがないような斬新な刺激を得る方法の一つとして、美術館やギャラリーに行く方法が挙げられます。今回はその中でもアメリカ・イタリア・イギリスから「アナログとデジタルの融合」に取り組み、話題となった美術館とワークショップをご紹介しましょう。

〈アメリカ〉“Lumin AR Tour” デトロイト美術館

Copyright © 2018 Detroit Institute of Arts. All rights reserved
 

デトロイト美術館で昨年1月より開始。AR(Augmented Reality= 拡張現実)を用いた新しく綿密な手法で、ビジターに貯蔵コレクションを鑑賞してもらいながら美術の世界を体感できるツアーです。

大きめのスマートフォンサイズのデバイスを特定の彫刻や絵画・オブジェクトにかざすと、詳細や関連画像が浮かび上がってきます。しかも「インタラクティブ・マップ」を使えば、観たい美術品までの道案内もしてくれるのです。
さらに、このツアーの目玉は何と言っても、古代のミイラにデバイスを向けるとX線のように、体内が覗けること! 普通の美術館では味わえない、一歩進んだ鑑賞も可能になっています。



Copyright © 2018 Detroit Institute of Arts. All rights reserved

デトロイト美術館は「3Dマップ」と「スマートAR」技術を一般向けに導入・提供した、世界で初めての美術館として注目されました。ひとつの組織がARを上手に活用することによって、教育と実用の両側面から、退屈になりがちな公共施設での体験をいかに特別なものにできるかを示した「好事例」と言えるでしょう。


 

 〈イタリア〉“Technology For All” クインティーリ荘

 


5年前からテクノロジーの国際フォーラムを開催している団体「Technology For All」は、地域・環境・文化遺産・スマートな都市生活のためのテクノロジー・イノベーションに従事しています。そして、公共機関や企業、大学間におけるディスカッションやビジネスなど、様々な機会を提供している団体でもあります。

そんな「Technology For All」で話題になっているのは、イタリアの歴史遺産をデジタルワールドと融合させたプロジェクトです。


Copyright © Technology For All

2017年にドローンや3Dレーザースキャナーを使って、151年にローマ郊外のアッピア街道沿いに建てられたクインティーリ荘(Villa dei Quintili)の遺跡を撮影。CGで3D映像を構築するなどして、円形競技場や、日本では「テルマエロマエ」でもおなじみの大浴場が完備していたと言われる巨大な古代史跡と、最新テクノロジーを見事に調和させたワークショップを行いました。


Copyright © Technology For All

昨年10月、ローマで考古学的に価値のあるサイトでは、最新デジタル技術を使った野外ワークショップを開催し、さらなる反響を呼びました。デジタル技術と古代史跡という意外な組み合わせが、人々の興味と知的探究心をそそっています。

このようなイベントが満載のフォーラムは、次々と企画を練り出さなければならないWebディレクターにとっても、アイデアの源となりそうですね。


 

  〈イギリス〉“Take a Tour Virtual Reality” ダリッジ・ピクチャー・ギャラリー


Copyright © Dulwich Picture Gallery

ロンドン南部の閑静な住宅街ダリッジ(Dulwich )にあるギャラリーは、レンブラントやゲインズバラ、ルーベンスなどの名画をゆったりと眺められ、ヨーロッパ絵画ファンにとっては「穴場的存在」です。
またイングランドで初めて、一般市民に向けて開かれた美術館で所蔵コレクションも充実。美術館の作りが自然光をうまく取り入れた建築となっており、高い評価を得ている建築デザインとしても有名です。

この817年にオープンした伝統あるこのギャラリーが、バーチャルリアリティによって、自宅やオフィスに居ながらにして伝統絵画の鑑賞を可能にしました「Google Arts and Culture」という美術館鑑賞アプリと提携し、チューダー時代から19世紀の名作を世界に届けています。

このアプリを使ってギャラリーのウェブサイトをチェックすると、652もの作品が様式やカテゴリー、人気順にサーチすることができ、バーチャル世界でギャラリー内を観てまわれます。さらに、気になった作品をタップし拡大して鑑賞も可能。遠方や海外在住者にとっては、高い旅費と長い時間をかけずに鑑賞できる画期的な方法ですが、一方では実際にギャラリーへ訪れる客が減るのでは、という懸念があるのも事実です。

しかし、バーチャル(デジタル)で観た体験をきっかけに、地元在住者やロンドン旅行を検討している人々が実物(アナログ)を観てみたいという気持ちが湧く可能性も大いにありそうです。バーチャルリアリティを利用したサイト作りなど、クリエイターがの参考になりそうです。


 

  まとめ

今回は、デジタルの世界を通すことで「アナログな現実」がより異なった視点で見えてくるという、3ヶ国の美術館とワークショップをご紹介しました。

日々の業務やプロジェクト進行についつい忙殺されがちですが、こうしたイベントはまさにインスピレーションの宝庫です。サイト作りや新しい企画の参考になりそうなヒントを見つけに美術館やフォーラムに足を運んだり、もし時間がなければ、今回ご紹介したようなバーチャルツアーで体感してみるのも、新しいアイデアを沸き起こすかもしれません。

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