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2019.09.13

【資格】フリーランスWebクリエイターが資格取得するメリット~後編~

【資格】フリーランスWebクリエイターが資格取得するメリット~後編~

前回は、フリーランスが「資格取得」することについてのメリットや意識しておくべきとお話しました。今回の後編でも、フリーランスとして自分のキャリアアップをはかりながらも、その後の仕事獲得や新しい職種としても役立てられるような資格、また、フリーランスならではの資格取得のポイントをお伝えします。今後のフリーランス生活に少しでもお役立ていただければと思います。

■前編はこちら
【資格】フリーランスのWebクリエイターが資格取得するメリット~前編~


資格取得前にキャリアアップの形成計画

フリーランスが「資格取得」を最大限に有効活用する上で、まずやらなければならないことがキャリアアップやフリーランスとして生きていくための「計画」です。

現在、フリーランスとして稼働されている人の多くは、前職で行っていた仕事をベースにしている人が多数派かと思います。そんな現職に関連したキャリアアップ、もしくは自分の好みや興味でも構いません。今後の自分の仕事、フリーランスとしてどう生きていくかの方向性をおおまかにでも考えておく必要があります。

現職がWebデザイナーであれば、一般的にはデザイナーからディレクター、あるいはコーダー、ECやビジネス系のサイトで役立つマーケティングに関連した仕事で、キャリアアップや方向転換することが考えられます。ただ、現在の時代の流れが早く、テクノロジーが日々進化する状況において、職種を「1本」だけに特化し邁進してしまうと危険な場合もあります。

例えば、1年後・3年後に自分がどうなっていたいか、現職以外にも興味が持てる職を視野に入れつつ臨機応変に方向修正し、それに併せて資格も考えていくことが、資格も活かせてフリーランスとして長く生きていくコツです。

フリーランスのWebクリエイターに役立つ資格とは?

フリーランスが資格を取る際、仕事に関する資格であっても会社員の
ように資格取得のための会社からの補助金の制度や給与アップは基本的にはありません。つまり、身銭を切ることになるわけで、それも含めてしっかりと選択することが重要です。

先の例と同じくWebデザイナーで考えてみましょう。ステップアップの一つとしてWebディレクターがありますが、まず仕事の俯瞰的理解としてならば、前編でもお話しした『Web検定』の中の「Webリテラシー」等があります。
これは、Webデザイナー、ディレクター、プロデューサー3職種の最重要知識に特化し集約された資格であり、ディレクター未経験のデザイナーがその足がかりとして、知識の体系的習得を考える時に役立つ資格と言えるでしょう。



また、ディレクター職として知識を身につける資格の中には、その後にディレクター以外の別職種でも活かせるものもあります。例えば、『ITパスポート試験』はIT系で少ない「国家資格」でもあり、次のようにあります。

『新しい技術(AI、ビッグデータ、IoT など)や新しい手法(アジャイルなど)の概要に関する知識をはじめ、経営全般(経営戦略、マーケティング、財務、法務など)の知識、IT(セキュリティ、ネットワークなど)の知識、プロジェクトマネジメントの知識など幅広い分野の総合的知識を問う試験』
iパスとはより引用

ITとはなっているものの知識の分野が広く、経営戦略やマーケティングを学ぶことができるので、個人事業主として経営に関する内容を端的に学べるメリットがあると言えます。

他にも、ネットマーケティング検定やマーケティング・ビジネス実務検定は、よりビジネス視点になるものの、Webにおけるマーケティングや企画・立案、マーケティングの理論に関した資格です。

クリエイターでありながらマーケティングの知識を持つことは非常に有利であり、さらにディレクターとしてサイトのページ制作時やマーケティング戦略、企画立案に役立ちます。そして、ブランディングや市場調査、KPIの設定の知識は、フリーランスとしての自分自身のページを手がける際や「販売」を行う時、Webライターの執筆、コンサルティングの仕事にも活かすことができます。
マーケティングの知識はどんな職種にも絡んでくるため、フリーランスとしては意外とお得な資格と言えるかもしれません。
 

フリーランスならではの資格取得のポイント

このように、未来性と有効性を視野に入れた資格選びが大切になってきますが、フリーランスなら頭のすみにいれておくとよいポイントもあります。一般的には現職や希望のキャリアアップに沿いますが、「趣味」に関連した資格取得も自分の勉強のしやすさや仕事の獲得、他の職種へ関わる足がかりになることもあるのでオススメです。

筆者はもともとデザイナーですが、温泉やアウトドアが趣味で自分の知識を深めたいと思い「温泉ソムリエ」「キャンプインストラクター」を取得しました。
実際、取得時は上述のような理由だったので後付けになってしまい恐縮ですが、これによって温泉やアウトドア、観光関連の「Webライター」としての仕事がくるようになりました。またそれらのパンフレットやフライヤー、ホームページの仕事を得ることができました。
たなぼたに近い話ではありますが、実際に趣味の資格が「きっかけ」で本職の仕事を潤し、新しい仕事開拓になったのは事実でもあります。



 

せっかくの資格取得が失敗に!?

逆に「資格」をとったものの残念な例もあります。

知人であるフリーランスのアートディレクターは、よりWebに関わりたいとWebディレクターに転身するべく「あらゆる資格」を取りました。やる気と体系立てた効率的な学びでWebディレクター職を「把握」したまではよかったものの、やはり実践がおぼつかないままの見切り発車で、仕事の数が増えない状況が長期間続きました
そのため就職を考えることになりましたが、年齢もそれなりだったので「資格があっても経験が不足して」というところで門前払いを食らってしまったそうです。

資格取得は有効活用すれば、フリーランスにとっても非常に有益です。しかし、それは「スキル・キャリアをアップさせる導線」です。会社に囲われていないフリーランスは、その後、仕事がある保証はありません。
その資格をとった後の「活かし方」や「実践」がより大切になってくることがこの事例からもわかります。

フリーランスを長く続けられている人の中で、一つの仕事だけで食べている人は、実はほんの一握りだったりします。『突然、仕事が切れた・クライアントが倒産した・ギャラの支払いが滞った』など、いつトラブルが起きても、パニックにならない体制をとっておくことは重要です。


 

まとめ

Webクリエイターとして、持っているだけで企業が飛びつくような資格はそうそうありません。しかし、フリーランスとしてとっておくとよい資格は、今回の記事で紹介した以外にもたくさんあります。

学校に通うよりもコストもかからず、自分のペースで進められるのもよいところと言えるでしょう。どんなものでも自分にとって優位になるように考え、計画していくことがフリーランスが生き残っていくために大切なことなのです。

■前編はこちら
【資格】フリーランスのWebクリエイターが資格取得するメリット~前編~
 

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