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2017.03.16

【サイト制作者必見!】納品後を見越したサイトを作るために気をつけたい3つのこと~WordPress編~

【サイト制作者必見!】納品後を見越したサイトを作るために気をつけたい3つのこと~WordPress編~

クライアントから制作のご依頼をいただいたあなた。ご要望通りのサイトを作るため、あれこれ自分のスキルを惜しみなく注ぎ込んで、晴れてクライアントにも満足いただけるサイトを納品できました。
…しかし!なぜかその後、クライアントからの問い合わせが絶えません!!発注金額分の作業は終わって特に月額契約もないのに、その後もTOPのお知らせの更新(たった一行!!)ひとつでさえ修正依頼がくる…。これはもしかしたら、作った「後」のことを考えずにサイト設計をしてしまったせいかも?
今回はWordPressを例に、クライアントの要望を叶えつつ、納品後に自分にも負担のないサイト制作の秘訣をお話しします。

その1:サイト納品後、クライアントは自分で更新したいのかそうでないのかをまずは確認する

お仕事としてサイト制作をされたことのない方はあまりピンとこないかもしれませんが、クライアントは基本的にサイト運営に経費をあまりかけたくないと思っているため、納品後は「自分たちで更新したい」とお申し出をいただくケースが非常に多いです。
しかしながら、かと言ってクライアント側でHTMLやCSSの更新ができるとは限らず、そういう場合ではWordPressをはじめとしたCMSが視野に入ってきます。

まずはクライアントが納品後、
・更新もお任せしたい
・更新は自分たちでしたい

どちらを考えているのか必ず伺いましょう。

そのうえで、CMSを使用するかどうかを検討しましょう。
(おそらくは「CMSって何?」から始まるとは思いますが・・・)
 

その2:WordPressの操作権限をふたつ用意しよう!

納品後、クライアント自身が更新すること、またCMSを使用することを確認したあなた。
今回は、最もメジャーなCMS「WordPress」を使用し無事納品が完了しました。

その後、ある日、急にクライアントより「トップページの表示がおかしくなっちゃって!」とのお申し出が!!

どうやら少しだけHTMLを触れる方がテーマ編集のソースをいじったようなのですが、戻せなくなったとのこと。
こちらでもバックアップは取っていなかったので、もう1度同じソースを書くことに…。

このようなケースはあまり無いとはいえ、ある程度月日の経ったサイトのデザインを「少し直してみようかなぁ」という考えがクライアント側で出てきた時に起こりやすい事象です。

こういったこと避けるために、クライアントのWordPressであっても「管理者権限」を分けてお渡しするのがポイントです。

分け方は「テーマの編集が可能なアカウント(管理者)」「そうでないもの(編集者)」のふたつです。
201703161050_1.jpg

管理者のアカウントはもちろん秘密にはできませんのでクライアントにお渡ししますが、メールなどに書かずにカギのついたファイルで別途お渡しします。
一方の普段使うアカウント(編集者)は、メールなどに直接記載してお渡ししてよいと思います。

※余談ですが、アカウントやパスワード情報は重要なものとなりますので、送る際にもひとつのメールにIDとパスワードを記載するのはなるべく避けましょう。
IDとパスワードは別メールで送るなどして、第三者が見てすぐにわかるような状態は極力避けるのがマナーです。

管理者アカウントに関しては「このアカウントではすべての操作が可能ですが、最悪の場合、サイトが表示されなくなる可能性があります」と説明をしておきます。
実際間違ったHTML記述をしてしまうだけで表示が崩れたり、エラーが起こったりする可能性があるため、クライアントには起こりうるリスクは話しておきましょう。
これにより無用なHTML編集で起こるトラブルを回避することができます。
 

その3:バックアップを取るクセをつけていただく

クライアントが更新した内容を何かの操作で消してしまった!!という場合、こちら側ではすべての内容を把握しておりませんので復活させることができません。

また、クライアント側が二人以上で編集をしている場合も要注意です。ひとつ前のデータに戻したいけど、別の人が作業してしまって…と取り返しのつかないことも起こり得ます。

いずれの場合にもバックアップデータが有効となりますので、必ず手順を説明しておくとよいでしょう。

バックアップの取り方は簡単です。

WordPressのプラグインで「Duplicate Post」というものをインストールします。
 201703161053_1.png

その後固定ページに移動し、バックアップを取りたいページの「複製」ボタンを押します。
 
201703161105_1.jpg

するとその下にページができますので、バックアップを取った日の日付をわかりやすいようにタイトルに入れて下書き保存しましょう。
 
201703161105_2.jpg

そうすることで、万が一元のデータに戻したいとなった際に、バックアップページから内容をコピペするだけで復活させることができます。
毎月1日に先々月分は削除するなどルールを決めておけば不要ファイルが増え続けることもありません。
 

まとめ

上記はクライアントに納品物をお渡しする際に、最低限押さえておきたい内容です。
クライアントには、誤操作防止のために通常は編集者権限でログインすることや、更新前のデータは常にバックアップを取るクセをつけていただくように伝えておくと、手離れのよい仕事に結びつくと思います。
ぜひ活用してみてください!

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