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2017.05.25

【リモートワーカーで成功する人のコミュニケーション術 】第4回:契約書を取り交わすときの注意点

【リモートワーカーで成功する人のコミュニケーション術 】第4回:契約書を取り交わすときの注意点

自分のワークライフバランスにあった働き方ができるリモートワーク。一方で、クライアントの顔が見えにくく、コミュニケーションの取り方が難しいと感じている人も少なくありません。
連載4回目は、契約書を取り交わすときの注意点について。リモートワークをしていると、直接会うこともなく、業務上の取り決めがあいまいなまま仕事を進めてしまうことも案外多いですが、しっかり注意をしないと「あの時きちんと契約しておけば・・・」と後悔することも。そんなトラブルを防ぐためのコミュニケーション術をお伝えします。

相手に支払い能力があるのかの確認は必須

現在、リモートワークは、ネット上でも仕事の受注が可能です。発注者と一度も顔を合わせないまま作業がスタートし、納品まで行うことも少なくありません。しかし、簡単に受注ができるようになった分、その仕事が「本当に成立するのかどうか」について、深く考えずに話を進めてしまうケースがよく見受けられます。

仕事をすれば、当然報酬が得られると思っていませんか?
ネットリテラシーが高く、ネットでのコミュニケーションを信用している人ほど、それが顕著です。
しかし、筆者もそうですが、納品後、入金されないまま相手と連絡がつかなくなってしまったという経験をもつリモートワーカーは少なくなりません。

受注する際には、相手に支払いの能力があるのか、事前に確認する必要があります。

少なくとも、発注者の連絡先は、メールアドレスと名前だけでなく、住所、電話番号も確認しましょう。そして、すべての連絡先がアクティブかどうかを調べます
個人であれば、facebookやLINEでも繋がっておくと安心です。

また、ネット上に口コミがないかも事前に調べておきたいところ
「入金されないまま発注者と連絡がつかなくなったしまったあと、ネットでその人のことを検索してみました。そうしたら、支払いが遅い、追い込まないと支払いされない、など悪い評判ばかりがあがっていた。先に調べなかった自分が悔しい」と憤慨していた人もいます。

『知り合いの知り合いからの発注』にも注意が必要です。いわゆる孫請けの仕事です。
直接連絡をしてきたのが近しい知人だとしても、支払いについて、その人に責任があるわけではないのです。

「窓口はひとつのほうが仕事がしやすいと思って、業務のやりとりを知人経由で行っていたんです。そうしたら、作業の途中でその知り合いから“作業が中止になった。詳しいことはわからないけど、クライアントからお金が支払われないことになったので、あたなにも払えない、ごめんね”とさらりとメールが来て愕然とした」というような話も、実は珍しいことではありません。

こういった受注の仕方をしていると、仕事だけなく、人間関係まで失ってしまうことになります。
 

業務範囲を明確にして文章に残しておく

業務内容についても、双方の合意が必要です。事前にしっかりと確認しましょう。
その際は、言わずもがなですが口頭でなく、書面で残します

対面の打ち合わせで業務内容を聞いた場合には、リマインドとして、改めて自分で書面に起こし、これで間違いがないかどうかを相手にメールなどで送ります。そして、相手の了承をメールなどでもらい、保存できる状態にしておきます。その上で業務委託契約を取り交わしましょう。

いちいち書面に起こしたり確認のメールをするのは、それなりに労力が伴うもの。しかし、それを面倒に思って口約束だけで業務をスタートさせてしまうと、トラブルが起こった時に「言った」「言わない」という話になり、とても面倒です。

確認し忘れがちなのが、経費がかかる場合、どの範囲までが経費と認められるのかです。
「あとで交通費や資料購入代などが必要になるとわかって、確認したら、“それは報酬内で収めてください”と言われてしまった。結局、費用だけかかって割に合わない仕事だった」ということもあります。

また、成果物が不完全、納品が遅れた場合の対応法の確認も必要です。
納品後、検収の返信は何泊何日で戻ってくるのか、また、修正は何回まで行うか。「言われた通りのものを期日までに納品したにも拘わらず、ちょこちょこと何度も修正依頼が入り2週間以上スケジュールを取られたうえ、納品受領されたときには、まったく別物になっていた。当初考えていた倍以上の手間がかかった」というのも、事前に双方の合意なく、仕事が進んでしまったせいともいえます。


契約書を取り交わす場合、リモートワーカーは、クライアントが制作する契約書に押印することがほとんどです。これは、すでにあるクライアントに有利になるような契約フォーマットを個別に加工したものになります。
そして、トラブルが発生した際には、契約書が基準になります。きちんと読まないまま押印するのは絶対にいけません。

どんなに業務のスキルが高くても、契約があいまいだったせいで、予定していた報酬に繋がらないという場合があります。
仕事ができる人こそ、そこに自分の仕事がちゃんと評価される環境があるのかを、事前に確認してください。


【リモートワーカーで成功する人のコミュニケーション術】
第1回:電話とメール、チャットツールの使い分け
第2回:レスポンスでの注意点
第3回:メールでスムーズにコミュニケーションを図る方法
第4回:契約書を取り交わすときの注意点

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